二十四節気☆”霜降”の読みや由来は??

2024-11-23

秋の最後の節気、"霜降"とは?

霜降 (そうこう)

露から霜に変わり、少しづつ冬が近づいて来ているのを朝晩の冷え込みでも感じます。

大地では、土の中の水分が氷の結晶のようになり霜柱できはじめる時期。

雨の露と陰気が結びつくと、霜が降り霜柱ができます。

芸術の秋、なんてよく言いますが、"秋自体"の自然現象そのものが美しいなと感じます。

☞二十四節気とは?

霜降の頃に旬の食べ物

①銀杏 (ぎんなん)


イチョウの実の中にある、殻に包まれた胚乳種部分。

この時期になると街路樹は"あの匂い"が立ち込めますね。w

そして、、

「そうだ!銀杏食べなきゃ!」

と思う訳です。

銀杏は殻にヒビを入れて乾煎りし、薄皮を剥いて、塩をつけて食べる。

むむ、うまい。

茶碗蒸しや炊き込みなどに入れても美味しい秋の味覚です。

薬膳での効能はというと、

平性 / 甘味、苦味、渋味

肺の機能をスムーズにして、痰切り、せきや喘息にも効果があります。夜尿症・頻尿の改善にも用いられます。

ですが、食べすぎに注意!

銀杏には中毒物質が含まれており、食べ過ぎると痙攣などの中毒症状が起きることがありますので、目安は1日10粒程度まで。

イチョウの木の歴史はというと、古代末期にはすでに在ったと言われており、厳しい氷河期も耐え、現在までの約二億年、その生存形態がほぼ変わっていないという、とんでもない生命力を持つ植物なのです☆

地上に落ちた種の発芽率は、なんと100%!

そしてイチョウの葉は、防虫剤としても活用出来る◎

イチョウの葉には、"シキミ酸"という成分が含まれており、防虫効果有り

その為、昔から着物の箪笥には、イチョウの葉が防虫剤として使われていたそう。

先人達の知恵と気付きは、素晴らしいですね◎

市販の防虫剤の匂いが苦手な方や、出来るだけ環境に優しいモノを普段の生活に取り入れたい方!

本当に簡単なので、作ってみましょう♪

イチョウで作る防虫剤♪

防虫剤に使う葉っぱは出来るだけ虫食いなく、破れ汚れがないものを選びましょう。

①土や汚れを落とし、水で洗ってしっかりと乾燥させる。

→3~4日でパリパリに乾燥します。

しっかりと乾燥させたイチョウの葉を、お茶パックや絹・綿・ガーゼ等の布袋に入れれば出来上がり。

え、簡単過ぎない?

なんて、自然な防虫剤なの、、

お勧めは、雑貨等を購入した時に入れてくれる不織布の袋の活用すれば、新たなゴミも減って尚よし◎(^^)

紐があれば、クローゼット等に吊るす事も出来ます♪

アロマオイルを垂らしても尚よし◎◎

降の頃に咲くお花

紫色の実と緑の葉が鮮やかなこちらの植物。

その名は、、

紫式部" (ムラサキシキブ)

日本原産の低木で、森林など湿度の高いところに自生しています。

花言葉は「上品」「聡明」「愛され上手」 

完璧。w

名前の由来はというと、あまりにも美しいことから、源氏物語の作者である「紫式部」の名前がつけられたそうです。

因みに源氏物語は、"世界最古の長編小説"。

因みに因みに、紫式部と言えば、清少納言。

“清少納言"という名の花も在り◎

才女の名は花としても生かされるのですね〜

今日も穏やかにお過ごしください♪

☞次の二十四節気は、いよいよ冬の到来、"立冬“。