9月の旧暦♪”長月”の読みや由来は?○○を食べて肺を潤しましょう♪

長月  (ながつき)

“夜長月"(よながつき)から転じて、長月と呼ばれるようになったと言われています。

だんだんと日照時間よりも夜が長くなり始める9月。

まだ暑いものの、秋を感じる色のファッションが恋しくなりますね♪

昔から「暑さ寒さも彼岸まで」と言われます。

お彼岸は、春昼と夜の時間がちょうど同じ長さになる春分・秋分の前後3日程の期間。

冬の終わりと夏の終わりを感じる頃です。(^^)

9月はゆったりした心持ちで、夜空を見上げて過ごしたいですね♪

9月におすすめの食材は?

秋になると空気が乾燥して、体の水分が消耗しやすくなります。

この秋の邪気を、"燥邪“と呼びます。

↓邪気についてはこちらをどうぞ☆

中医学での邪気とは、どんな意味??それぞれの邪気をわかりやすく紹介。

空気が乾燥すると、五臓の"“に影響が出ます。

肺や喉が乾燥すると、様々なウイルスが入りやすくなります。

旬のお野菜でしっかりと内側から潤い補給をしましょう♪

この時期に肺を潤わし、簡単に食べられる食べ物といえば、、梨!

お野菜だと、大根、れんこん、百合根、芋類。

れんこんは生のままいただくと、喉の痛みや痰を改善してくれます。

ひどい咳や痛みが出る方は、すりおろして、お湯と蜂蜜でいただくのがオススメ♪

れんこん3cmほどを、すりおろして絞ります。蜂蜜大さじ1ほどと、あればレモンも少し絞って、お湯で割ります。喉の炎症がひどくなければ、少量のお湯で蜂蜜を溶かして、お水や炭酸割りも美味しくてオススメですよ(^ ^)

その他にも9月におすすめの食材は、卵、牛乳、豆乳、豆腐、豚肉、いか、牡蛎、白きくらげ、ぶどう、柿、栗、白胡麻、蜂蜜など。

毎日の食事で、夏の疲れを癒し、体を備えましょう☆

長月の頃に咲くお花、"紫苑"

紫苑(しおん)は、キク科で可愛らしい紫色の花をたくさん咲かせます。


今昔物語(こんじゃくものがたり。平安時代末期に書かれた説話集。)では、亡き父を忘れまいとして植えたお花"思い草"として登場しています。

ちょうど中秋の名月の頃に開花する事から「十五夜草(じゅうごやそう)」とも呼ばれ、昔から薬用、鑑賞用として大変親しまれているお花です(^^)

薬用として用いるのは、根と根茎(こんけい)部分で、水洗いし天日で乾燥させたものが
生薬(しょうやく)となります。

生薬としての効能は、せき止め、去痰(きょたん)、利尿(りにょう)。

慢性のせき、特に痰が多くてすっきりしない時、慢性気管支炎、肺結核、長く咳が止まらない場合に用いられる事が多く、乾咳・口乾がある場合は用いません。

夏の疲れが出やすい9月。

冬の体調不良は、夏の成績表のようなもの。

寒さが増す前に、しっかりと食べる物で身体を養いましょう☆

今日も穏やかにお過ごし下さい♪