中医学を学ぶ☆3.中医学の理論が作られていった”秦”と”漢”の時代とは?覚えておきたい書4選!
さぁ、中医学の時間です!
前回は、周の時代に各医療分野に5つの職が設けられましたね(^^)
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中医学を学ぶ☆ 2.古代からの発展 医療制度が作られた時代”殷”〜”周”とは?
今日は周の次の時代、"秦“からです♪
秦始皇帝現る!秦の時代。
秦始皇帝が国を統一して、分封制から、封建社会へと社会体制が変わります。
この時代にはたくさんの書がかかれました。
中でも知っておきたいおすすめの2つ☆
中医学の経典と言われている「黄帝内経」(こうていだいけい)は、素問(そもん) と 霊枢(れいすう)の2編成で、全18巻にわたります。
自然界の陰陽から、人体にまつわる基礎理論までが書かれています。
もう1つ、病とその治療、中薬や方剤に関して記録された最古の書といえば、1973年に見つかった「五十二病方」(ごじゅうにびょうほう)。
こちらの本には、薬物240種が載っています。
どちらも大作ですね(*_*)
この時代は手書きです!
他国との交流で栄えた、漢の時代。
漢の時代に入ると、周りの地との交流が盛んになり、さまざまな野菜や果物、薬物が中国にもたらされます。
麻酔作用のある中薬を用いて手術が行われたりと医療分野も益々発展します。
そして、漢の時代といえば中国で最初の薬学の専門書「神農本草経」(しんのうほんぞうきょう)全3巻が著されます。
薬物365種が「上品」(じょうほん)、「中品」(ちゅうほん)、「下品」(げほん)の3つに分けられます。
上品、中品、下品についての詳細と、不老不死が叶う上品の食べ物はこちらをどうぞ♪
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漢の時代と言えば知っておきたい偉人、医聖と言われている張仲景(ちょうちゅうけい)は、「傷寒雑病論」(しょうかんざつびょうろん)を著します。
“傷寒論"と"金匱要略方論"(きんきようりゃくほうろん)の2冊から成り、六経弁証と臓腑弁証を創り中医臨床における弁証論治の基礎が定められめした。
ちなみに、中医学でよく聞く"弁証論治"とは
病因やその経過を具体的に分析することで、論理的に体質を明らかにしてそれに応じて治療方法を選択する考え方を指します(^ ^)
中医学の基礎理論は、漢の時代までに作られていったのですね☆
さぁ、次回は"晋"の時代からです(^^)
今日も穏やかにお過ごしください♪