桂枝、桂皮、肉桂、全部シナモン?違いは??

2021-06-28

紛らわしい、桂枝、桂皮、肉桂。w

最初?読み違えたか、覚え違えたか、と混同した3つ。笑


でも、この記事をを読めばすっきり!(するはず!)

基原植物は同じなんです

3つとも、クスノキ科ニッケイ属。

同属植物のまたは枝の皮(樹皮)を乾燥したものです。

使用する部分によって、桂枝、桂皮・肉桂に分類されますよ(^ ^)

桂枝とは?

枝分かれした木の若い細枝、又はその樹皮(直径1cm以下の枝を切断したもの)とされています

木の先、表面なので、体の上半身・頭部、体表部を温めます。(解表作用)

桂枝は桂皮・肉桂に比べて、作用が穏やかです。

発汗作用が欲しい時は、肉桂よりも桂枝がよく作用します☆

桂皮・肉桂よりも辛味が強い。

桂皮・肉桂とは?

木の幹の皮を一定の幅で剥ぎ取ったものとされています。

幹といえば木の中央部分ですよね。人間の体に当てはめると、胃腸などの体幹部を温めます。

体を内側から温める為、桂枝よりも作用が強く、温裏薬に分類されます。

桂皮・肉桂は、甘みが強いのが特徴です。

使い分けは?

中医学では明確に分けられている桂枝桂皮・肉桂。

桂枝と桂皮は別の物だといわんばかりに書かれていたりします。(*´-`)

でも、日本の漢方薬局や処方された漢方を見ると、、桂枝湯なのに桂枝ではなく桂皮が入っている。。

あれ?

しかもという文字、疲れてくるとに見えてくる。。

そう。

古典書などが書かれた大昔といえば全てが手書きです。

達筆であればあるほどなんて書いてあるか分からない時代。

写し間違いなどがあった、と言われています。( ̄д ̄;)

ですが、安心してください♪

桂枝と桂皮・肉桂に、月とスッポンのような違いは有りません☆

そこは穏やかに、、

それぞれの効能を知った上で

「あぁ、こっちが配合されているのね、ふ〜ん」

ぐらいに留めておくと良い気がします(^_^)

陰虚証では避ける生薬

桂枝も桂皮・肉桂も、どちらも体内の熱を盛んにするので、体力を使います。

陰虚証とは、虚弱体質や、慢性疾患により体力が低下して、血液や体液が少なくなった(体内の水分が少ない)状態をさし、香辛料は刺激物は控えた方が良いとされています。

陰虚証では避けた方がいい生薬です⚠︎

今日も穏やかにお過ごし下さい♪