二十四節気☆”霜降”の読みや由来は??
秋の最後の節気、"霜降"とは?
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霜降 (そうこう)
露から霜に変わり、少しづつ冬が近づいて来ているのを朝晩の冷え込みでも感じます。
大地では、土の中の水分が氷の結晶のようになり霜柱できはじめる時期。
雨の露と陰気が結びつくと、霜が降り霜柱ができます。
芸術の秋、なんてよく言いますが、"秋自体"の自然現象そのものが美しいなと感じます。
霜降の頃に旬の食べ物
①銀杏 (ぎんなん)
イチョウの実の中にある、殻に包まれた胚乳種部分。
この時期になると街路樹は"あの匂い"が立ち込めますね。w
そして、、
「そうだ!銀杏食べなきゃ!」
と思う訳です。
銀杏は殻にヒビを入れて乾煎りし、薄皮を剥いて、塩をつけて食べる。
むむ、うまい。
茶碗蒸しや炊き込みなどに入れても美味しい秋の味覚です。
薬膳での効能はというと、
平性 / 甘味、苦味、渋味
肺の機能をスムーズにして、痰切り、せきや喘息にも効果があります。夜尿症・頻尿の改善にも用いられます。
ですが、食べすぎに注意!
銀杏には中毒物質が含まれており、食べ過ぎると痙攣などの中毒症状が起きることがありますので、目安は1日10粒程度まで。
イチョウの木の歴史はというと、古代末期にはすでに在ったと言われており、厳しい氷河期も耐え、現在までの約二億年、その生存形態がほぼ変わっていないという、とんでもない生命力を持つ植物なのです☆
地上に落ちた種の発芽率は、なんと100%!
そしてイチョウの葉は、防虫剤としても活用出来る◎
イチョウの葉には、"シキミ酸"という成分が含まれており、防虫効果有り☆
その為、昔から着物の箪笥には、イチョウの葉が防虫剤として使われていたそう。
先人達の知恵と気付きは、素晴らしいですね◎
市販の防虫剤の匂いが苦手な方や、出来るだけ環境に優しいモノを普段の生活に取り入れたい方!
本当に簡単なので、作ってみましょう♪
イチョウの葉で作る防虫剤♪
防虫剤に使う葉っぱは出来るだけ虫食いなく、破れ汚れがないものを選びましょう。
①土や汚れを落とし、水で洗ってしっかりと乾燥させる。
→3~4日でパリパリに乾燥します。
しっかりと乾燥させたイチョウの葉を、お茶パックや絹・綿・ガーゼ等の布袋に入れれば出来上がり。
え、簡単過ぎない?
なんて、自然な防虫剤なの、、
お勧めは、雑貨等を購入した時に入れてくれる不織布の袋の活用すれば、新たなゴミも減って尚よし◎(^^)
紐があれば、クローゼット等に吊るす事も出来ます♪
アロマオイルを垂らしても尚よし◎◎
霜降の頃に咲くお花
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紫色の実と緑の葉が鮮やかなこちらの植物。
その名は、、
“紫式部" (ムラサキシキブ)
日本原産の低木で、森林など湿度の高いところに自生しています。
花言葉は「上品」「聡明」「愛され上手」
完璧。w
名前の由来はというと、あまりにも美しいことから、源氏物語の作者である「紫式部」の名前がつけられたそうです。
因みに源氏物語は、"世界最古の長編小説"。
因みに因みに、紫式部と言えば、清少納言。
“清少納言"という名の花も在り◎
才女の名は花としても生かされるのですね〜
今日も穏やかにお過ごしください♪