中医学を学ぶ4.晋〜唐、医学教育の発展
前回は”漢”の時代までを勉強しました。
張仲景が記した書、〇〇〇〇論は、覚えていますか!?
怪しい方は、振り返ってみてくださいね♪
中医学を学ぶ☆3.中医学の理論が作られていった”秦”と”漢”の時代とは?覚えておきたい書4選!
今日は”晋”の時代からみてみましょう!
晋〜南北朝時代といえば「脈経」!
晋の時代で覚えておきたい事。
脈で診断をする「寸口脈方」という脈診法が
王叔和 (おうしゅくか)によって確立されます。
「脈経」を著します。
鍼灸学の専門書も登場!
皇甫謐 (こうほひつ)著、「針灸甲乙経」(しんきゅうこうおつきょう)。
そして、この時代には本草を加工しはじめます☆
雷斅(らいぎょう)が本草の加工についてまとめた「雷公炮炙論」(らいぎょうほうしゃろん)を著します。
私の覚え方は、本草を、炒めたり蒸したり煎っていたら、雷が落ちた!
結びつけると覚えやすいですね٩( ᐛ )و
小野妹子現る隋の時代
皆さん聞いたことのあるお名前、、
小野妹子が登場します!
小野妹子が遣隋使として中国に留学した時代ですね(^^)
そして中国初となる、医学の教育機関「太医署」が設立されます。
病因症候学である「諸病源候論」(しょびょうげんこうろん)が、巣元方(そうげんほう)らにより全50巻、病因症候67問に分類され編纂されます。
唐の時代といえば医者としての倫理を説いた"孫思邈"!
隋の時代には政府レベルの医学教育機関である"太医署"ができ、唐の時代には、本草850種を記載した国家によって最初となる薬典「新修本草」(しんしゅうほんぞう)が、蘇敬(そけい)らによって編纂されます。
隋の時代から始まった医学教育は唐の時代に更に深まり発展していきます。
日本にも鑑真が来日して、医学・仏教を伝えます。(^^)
また、孫思邈 (そんしばく)が医療の倫理面を教示します☆
「大医精誠」
意味 → 医療技術を極め、患者に誠を尽くして初めて医者として大成する。
技術も大事。
でも、その精神が最も大事。(^^)
どの仕事にも言える事ですね☆
そして、孫思邈は、「備急千金要方」(びきゅうせんきんようほう)と「千金翼方」を署します。
全30巻から成り、内科・外科・小児科・婦人科のそれぞれの病症や、本草・食療・針灸などを網羅しており、臨床・養生における第一の百科事典と称されます。
孫思邈に師事していた孟詵(もうしん)が、「備急千金要方」を参考にして「食療本草」(しょくりょうほんぞう)を著します。
時代と人が移り変わりながら、目まぐるしく発展していきますね。(^ ^)
今の時代もその時代の上に積み重なっていってるんだと思うと、1人の人間の凄さを感じます。
次回は宋の時代から(^ ^)
今日も穏やかにお過ごしください♪