桂枝、桂皮、肉桂、全部シナモン?違いは??
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紛らわしい、桂枝、桂皮、肉桂。w
最初?読み違えたか、覚え違えたか、と混同した3つ。笑
でも、この記事をを読めばすっきり!(するはず!)
基原植物は同じなんです
3つとも、クスノキ科ニッケイ属。
同属植物の幹または枝の皮(樹皮)を乾燥したものです。
使用する部分によって、桂枝、桂皮・肉桂に分類されますよ(^ ^)
桂枝とは?
枝分かれした木の若い細枝、又はその樹皮(直径1cm以下の枝を切断したもの)とされています。
木の先、表面なので、体の上半身・頭部、体表部を温めます。(解表作用)
桂枝は桂皮・肉桂に比べて、作用が穏やかです。
発汗作用が欲しい時は、肉桂よりも桂枝がよく作用します☆
桂皮・肉桂よりも辛味が強い。
桂皮・肉桂とは?
木の幹の皮を一定の幅で剥ぎ取ったものとされています。
幹といえば木の中央部分ですよね。人間の体に当てはめると、胃腸などの体幹部分を温めます。
体を内側から温める為、桂枝よりも作用が強く、温裏薬に分類されます。
桂皮・肉桂は、甘みが強いのが特徴です。
使い分けは?
中医学では明確に分けられている桂枝と桂皮・肉桂。
桂枝と桂皮は別の物だといわんばかりに書かれていたりします。(*´-`)
でも、日本の漢方薬局や処方された漢方を見ると、、桂枝湯なのに桂枝ではなく桂皮が入っている。。
あれ?
しかも枝という文字、疲れてくると皮に見えてくる。。
そう。
古典書などが書かれた大昔といえば全てが手書きです。
達筆であればあるほどなんて書いてあるか分からない時代。
写し間違いなどがあった、と言われています。( ̄д ̄;)
ですが、安心してください♪
桂枝と桂皮・肉桂に、月とスッポンのような違いは有りません☆
そこは穏やかに、、
それぞれの効能を知った上で
「あぁ、こっちが配合されているのね、ふ〜ん」
ぐらいに留めておくと良い気がします(^_^)
陰虚証では避ける生薬
桂枝も桂皮・肉桂も、どちらも体内の熱を盛んにするので、体力を使います。
陰虚証とは、虚弱体質や、慢性疾患により体力が低下して、血液や体液が少なくなった(体内の水分が少ない)状態をさし、香辛料は刺激物は控えた方が良いとされています。
陰虚証では避けた方がいい生薬です⚠︎
今日も穏やかにお過ごし下さい♪