中薬の、君薬・臣薬・佐薬・使薬とはどんな意味??

2021-06-28

漢方薬(方剤)は、いくつかの中薬が組み合わされています。

中薬を組み合わせる事を、"配伍"(ハイゴ)と呼びます(^^)

組み合わせる事で、それぞれの効果を高め、治療範囲を広げて様々な病証への効果が期待できます。

食材の栄養素や、精油と同じですね♪

栄養素や精油は、組み合わせて最強♪

中薬は、それぞれ違った性質を持ち、勿論味も様々です。

ものすごく苦かったり臭かったり、単体だと臓器に負担がかかりすぎたり、副作用のあるものもあります。(-.-;)

その様な中薬の特徴を緩和させ為に、別の中薬が配伍されていたりと、1つ1つ明確に役目があります☆

そして、方剤の配伍には決まりがあり

中薬を君薬・臣薬・佐薬・使薬の4つに分けて組み立てます。

それぞれの効能をより良く活かし、効果を高めるのです☆

1人1人違ってみんな良い♪

人間の社会みたいですね(^ ^)

Table of Contents(目次)

君薬

主証に対して最も治療効果が良い中薬のことを指します。

薬効が一番強く、分量も一番多く使われます。

臣薬

2つの役割を持ちます。

君薬を補助して、効果を高める。

❷兼証・兼病に対して効果を発揮する。

佐薬

4つの役割を持ちます。

君薬を補助して、効果を高める。

❷兼証・兼病に対して効果を発揮する。

佐制薬として、君薬・臣薬の副作用や毒性を抑え取り除く。

❹反佐薬としての働き。

使薬

2つの役割を持ちます。

引経薬。それぞれの中薬を率いて、疫病のある箇所・部位に効能を発揮する。

調和薬。他の中薬の味・性質や性質を緩和して飲みやすくするために配伍される。

漢方薬(方剤)を見る際は、何が入っているかに注目してみると、効能のイメージも湧きやすいですね☆

私はこの4つに分けられた中薬は、三国志の様な武将達の姿が思い浮かびます。

君薬:「ここはワシに任せろ!後のことはお前達に任せたぞ、、おりゃー!!」

臣薬・佐薬・使薬「ははぁ〜っ!!!」

今日も穏やかにお過ごしください♪