中薬の、君薬・臣薬・佐薬・使薬とはどんな意味??
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漢方薬(方剤)は、いくつかの中薬が組み合わされています。
中薬を組み合わせる事を、"配伍"(ハイゴ)と呼びます(^^)
組み合わせる事で、それぞれの効果を高め、治療範囲を広げて様々な病証への効果が期待できます。
食材の栄養素や、精油と同じですね♪
中薬は、それぞれ違った性質を持ち、勿論味も様々です。
ものすごく苦かったり臭かったり、単体だと臓器に負担がかかりすぎたり、副作用のあるものもあります。(-.-;)
その様な中薬の特徴を緩和させ為に、別の中薬が配伍されていたりと、1つ1つ明確に役目があります☆
そして、方剤の配伍には決まりがあり
中薬を君薬・臣薬・佐薬・使薬の4つに分けて組み立てます。
それぞれの効能をより良く活かし、効果を高めるのです☆
1人1人違ってみんな良い♪
人間の社会みたいですね(^ ^)
①君薬
主証に対して最も治療効果が良い中薬のことを指します。
薬効が一番強く、分量も一番多く使われます。
②臣薬
2つの役割を持ちます。
❶君薬を補助して、効果を高める。
❷兼証・兼病に対して効果を発揮する。
③佐薬
4つの役割を持ちます。
❶君薬を補助して、効果を高める。
❷兼証・兼病に対して効果を発揮する。
❸佐制薬として、君薬・臣薬の副作用や毒性を抑え取り除く。
❹反佐薬としての働き。
④使薬
2つの役割を持ちます。
❶引経薬。それぞれの中薬を率いて、疫病のある箇所・部位に効能を発揮する。
❷調和薬。他の中薬の味・性質や性質を緩和して飲みやすくするために配伍される。
漢方薬(方剤)を見る際は、何が入っているかに注目してみると、効能のイメージも湧きやすいですね☆
私はこの4つに分けられた中薬は、三国志の様な武将達の姿が思い浮かびます。
君薬:「ここはワシに任せろ!後のことはお前達に任せたぞ、、おりゃー!!」
臣薬・佐薬・使薬「ははぁ〜っ!!!」
今日も穏やかにお過ごしください♪